腸腰筋は大腰筋・腸骨筋の総称であり体幹と下肢を繋ぐ唯一の筋肉になります。
股関節前面を滑走し、重心位置を跨ぐことから股関節の安定性や姿勢の保持に貢献していると考えられます。
この筋の機能を最大限に発揮することで、いわゆる体幹と下肢が繋がった動きを獲得することができます。
目次
腸腰筋の解剖学
腸腰筋の解剖学
スクロールできます
筋肉名 | 起始 | 停止 | 神経支配 | 作用 |
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大腰筋 | 第12胸椎-第4腰椎の椎体 および肋骨突起 | 小転子(筋裂孔を経由) | 腰神経叢の枝 L1-3 | 股関節屈曲・外旋 |
腸骨筋 | 腸骨上縁および腸骨窩 | 小転子(筋裂孔を経由) | 腰神経叢の枝 L2-4 | 股関節屈曲・外旋 |
腸腰筋ストレッチ
腸腰筋ストレッチのポイント
- お尻の下を前に出す様に股関節を動かす
- 呼吸を止めずに上半身を傾ける
腸腰筋ストレッチ
股関節の付け根を前に出すように伸ばしていきましょう!余裕がある場合は、伸ばしている脚と反対側の腕を横に傾けていきましょう!
股関節外旋筋・腸腰筋ストレッチ
股関節の付け根を前に出すように伸ばしていきましょう!余裕がある場合は、伸ばしている脚と反対側の腕を横に傾けていきましょう!
腸腰筋ストレッチ(呼吸意識)
腸腰筋は横隔膜と連結することから
呼吸とも密接な関わりをしています
腸腰筋は横隔膜と筋連結しており、互いの機能を高めることが重要であると考えています!
腸腰筋トレーニング
腸腰筋トレーニングLv.1
腸腰筋は股関節屈曲筋の一つであり、深層部に走行するインナーマッスルです。
現代社会では座位でいる時間が多い為、短縮位継続による過緊張傾向であると考えられています。
その為、大腿直筋や大腿筋膜張筋の代償が起きると考えられる為アクティベーションが必要な部位であると考えています。
Swim-LabYouTubeチャンネルより
おへそと鼠径部が近づく・離れるように動かしましょう!腰部の緊張が高くなる場合は無理に動かしている可能性があるので、ストレッチなどで動きやすくしてから行いましょう!
腸腰筋トレーニングLv.2
プレートなどを用いて肩関節の安定性や胸椎-骨盤の連動性を強化します。肩関節や胸椎の可動性が確保できている場合に実施します。